俺式ガジェット通信

欲しいモノ、手に入れたモノを「さらっと」メモ的な。スイーツもあり。

お誕生日会の思い出

小学生の頃、お誕生日会と称するパーティ?を開くのが流行った。

 

仲の良い友達を家に呼んで食事を振る舞い、プレゼントを貰う。

これをフレの人数分繰り返すのである。

 

プレゼントには、男にはプラモデル、女には鉛筆とかノートとかの文房具が定番だった(お金は、当然のように親持ち)。

 

当然、トラブルも発生する。

 

というか、

 

大半は

自分の中の事故であった事に気づき

 

強く印象に残っている、3件の事件?について

 

ここに

告白する。

 

 

【友達だれも来ない事件】

私の誕生日が梅雨の明けきらない、夏休み直前というタイミング。

そして、、、

 

当日、

まさかの(今で言う)ゲリラ豪雨

何度も外を見るが、全くやむ気配なし。

 

小学生なので、みんな移動手段が限られる。

田舎だからキロ単位で、

雨の中チャリで移動するなんて

ありえないでしょ。

 

携帯もラインも無い時代、通信手段も限られる。

 

母が準備をしていてくれたが、

とうとう

誰も来なかった。

 

ゲームオーバー。

おお あいうえ しんでしまうとは なにごとだ

 

年1回のプラモデルに埋もれる夢は儚くも潰えた。

 

夜、母が声をかけてくれた。

ふとんの中で泣いた。

雨はきらいだ。

 

さあ ゆくがよい あいうえよ!

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【俺氏、バラバラ事件】

近所の女の子に呼ばれて、例のごとく親にお金を貰い、鉛筆1ケースを持って行った。

いきなり主役の女子、ケーキカットからスタート!

 

・・誰も疑わなかった。

 

 

そう、

 

その切り方では

 

ワンピース足りないんだよ。。

 

その、「まさかの1名」が自分になる事を。

 

 

その子は自分の右から配り始めた。

左隣にいるのは俺氏。。。

 

当然、

ラストピースは

主役に奪われ

 

「まさかの1名」に当選!ヒャッホー!

 

この瞬間、

 

彼女の家から

飛び出すように帰った。

 

 

 

・・という演技をして、外で誰か呼び止めてくれるのを待った。

 

 

・・渡すはずのプレゼントを持って。

 

・・・

・・・

・・・

 

 

5分位?・・・たった?

何か誰も?

出て来ないんですけど??

 

・・・

・・・・

 

浅はかな考えであった。

戻るタイミングも無い。

 

ショックは2倍になり

 

そして自転車のチェーンが外れて盛大にコケる。

 

泣きっ面に蜂&アブ状態。

 

 

手に持った鉛筆ケースは壊れ、鉛筆がアスファルトに転がった。

 

・・目撃者・・・無し、、(カッコ悪い事は無かった事にするタイプ)。

 

 

「!

 

 

 

!」

 

ひっくり返った

その目に映ったのは、、、

 

プレゼントの中身、、、。

 

鉛筆のメーカーやらブランドやらが

バラバラだったのだ!

 

 

膝から血を流し、

泣きっ面に蜂&アブ&クラゲ状態。もう刺され放題。

 

色々なショックを抱えながら、

文字通り、

その足でお店に返品にいった。

 

箱は壊れたが、返品には応じてくれた。

 

 

・・・渡せなくて良かった。

「寄せ集めをプレゼントにした」

とか

思われなくて済んだのだ。

 

お誕生会にいたメンバーからすれば、

「ケーキ食えねえで

いじけて帰った」

と思われているだろう。・・もう忘れているか。

 

だが、この日。

俺氏のレベルは、

びっくりする程、上がったのだ(はぐれメタル級)!

 

てれれれってってーーーー

 

そして鉛筆の返金代金は懐へ!!

 

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【プラモデル、作るのが楽しいんだよ事件】

今年は晴れた!近所の祭囃子も夏らしい!(・・・祭り行きたい)

プラモデルもいっぱい貰えた(・・・祭り行きたい)

ケーキタイムも無事に終了、だらだらトークタイム

 

、、、、の最中だったと思う。

 

誰かが「ちょっと(祭り見に)行こう」と言い出した。

 

・・そして乗っかる、今日の主役(俺)。

すぐ戻るよーーーーーと・・・・・・・・・・・・

 

家についた時には、完全に誕生日会の事を忘れていた。

 

貰ったプラモデルは1つを残して全て完成していた。

 

フレ達が帰らない主役を待ちつづけ、

要するにヒマだったため、

色も塗らずに組み立ててしまったのだ!

 

母にはシコタマ叱られ

「来年はなし」

とほほ、の夏。金鳥の夏。