やせいのみかん
小学生の頃の話です。
おやつを探しに、近所の山へ。当時は割とメジャーなアクティビティでした。
アケビとか栗を拾うのが目的だったのですけど、
シーズンがやや過ぎていたので空振り、、、
特に目星もなく、山中をウロウロしていた所、6畳ほどの少し開けた場所に
ある一本の木にミカンらしき実を見つけました。
木そのものは低く、小学生の私でも実を取る事ができました。
実の数が2、3個だったため、みんなで分け合って食べました(!)。
皮が薄くて、もぐ時にヘタの部分が枝に引っ張られてむけてまった事を覚えています。
小さく、ミカンよりもっと黄色い。
縦にスジ状の凹み(むいた温州ミカンみたいな感じ)。
死ぬほどすっぱい!苦い!タネでかい!
「野生のミカン!」と、当時みんな勝手な思い込みをして、
ゲラゲラ笑いながら食べてしまいましたが、気になって調べてみると
・野生のミカンなんてありえない(誰かが植えた可能性はある)
・ミカンに似た別の何か
味的に、栽培していたとは考えにくいので、別の何かであろう、という結論なのですけど、かんきつ類で調べても正体不明です。
↓おそらくこれだろうという写真(出所不明です、すみません)。
タチバナ、という植物です。
もしタチバナだったとして、
九州、中国地方で自生、
静岡県の沼津が自生の北限、
という事であれば、南房総でも自生できる可能性は残ると思いますが、
千葉県で自生しているという記録がありません(もしかしたら新発見だったのかも)
既に場所の特定も難しいです。
ドローンで空撮、という手段もあるのですけど、イノシシやサルの被害が深刻な状況ですので、今となっては確認ができない可能性が大きいです。
そして
絶滅危惧種を食べてしまったかも知れない件